今年の「フジロック」で待望の初来日を果たし、本日10月7日(金)からジャパンツアーがスタートする俊英オリヴァー・ヘルデンス。

オランダのEDMシーンから頭角をあらわし、いま最も注目を集める若手プロデューサーの1人と言っても過言ではないオリヴァーだが、今回は彼の来日ツアーを記念し改めてそのキャリアや音楽性、代表曲を振り返りたい。

1995年、オランダ生まれ。現在21歳のオリヴァーは17歳でオランダの大手レーベルSpinnin’ Recordsと契約。
そして2013年にシングル“Stinger”でデビュー。その才能はティエストも認めるところで、同年末には彼のレーベルMusical Freedomから“Gecko”をリリースし、BeatportのTOP100で2位、Deep Houseチャートで1位にランクインする大ヒットに。
のちにゲストボーカルを迎えた“Gecko(Overdrive)”をリリースし、全英シングルチャートで初登場1位に輝いている。


この曲の大ヒットにより2014年、DJ MAGの世界DJランキングTOP 100 DJsで初登場34位にランクイン。
2015年発表の「International Dance Music Awards」で“Gecko”がBest House/Garage/Deep House Trackにノミネートされると、自身はBest Break-Through Artist(Solo)を受賞。同年のTOP 100 DJsでは12位にランクアップするなど世界トップクラスのアーティストの仲間入りを果たす。

また、DJとしても『Tomorrowland』や『UMF』『EDC』『Glastonbury』といった世界的なフェスへ出演、各地でギグを行っている。

<次ページ> 新たなサウンド:フューチャーハウスを牽引

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