ポスト・ダブステップシーンの旗手として脚光を浴び、エレクトロニックサウンドと生音の融合を押し進めてきたバンド:マウント・キンビーが、3年ぶりとなる新作をリリース。
レトロで浮遊感のあるシンセとエレクトロニックサウンド、さらには生楽器が重層的に絡み合い有機的なグルーヴを紡ぐ彼ら。ゲストにはキング・クルエルやミカチュー、そしてポスト・ダブステップの重要人物のひとりジェイムス・ブレイクらを迎え、繰り出される楽曲は楽器の編成やビートが曲ごとはもちろん、一曲の中でも大きく変化。
ロンドンを拠点に活動していた彼らだが、今作はさらにLAとの間を行き来しながら制作したそうで、バラエティと機知に富んだ楽曲の数々にはその影響もありそうだ。聴いているだけで彼らの初期衝動のような情熱と自信、そして何より楽曲制作を楽しんでいることが伝わってくるアルバムとなっている。
MOUNT KIMBIE
『Love What Survives』
Warp Records / Beat Records