テクノファンなら誰でも一度はその名を聞いたことがあるハズ、日本の殿堂・聖地Maniac Love。

1993年にオープンし、2005年に泣く泣くクローズした名店の25周年を祝い、12月1日(土)、8日(土)にパーティが開催される。

数多くのアーティストが辣腕を振るい、夜はもちろん朝5時からのアフターアワーズも大盛況。ある世代にとってはまさに青春の1ページ目にデカデカと登場するであろうManiac Love。

それこそ当時FLOORは度々取材に訪れ、常にその熱気に圧倒されっぱなし。サージョンやジェフ・ミルズなど数多くのトップアーティストがプレイしていたなか、一番の思い出と言えば……。

それはManiac Loveになんとケミカル・ブラザーズがやってきた日のこと。

今も大人気の彼らだが、当時はまさに人気絶頂、世界のトップ。そんな彼らがプレイするもんだから当然フロアはパンパンどころか酸欠寸前状態。そこで取材していたスタッフ談———。

見事ブースに潜入できた彼は、ケミカル・ブラザーズのプレイをその目と耳とカメラに焼き付けようと必至に食らいついていたものの、あまりの熱気にノックアウト寸前。ドリンクを買いに行きたいところだが、ひとたびブースを離れてしまえばもう戻ってくることは不可能。それにケミカル・ブラザーズのプレイを近くで堪能したいと頑張っていると……。

なんとケミカル・ブラザーズの(確か)エド・シモンズがプレイ中にも関わらず、出演者用の冷蔵庫からミネラルウォーターを出してさしのべてくれたのだ。なんともジェントルなケミカル・ブラザーズ。

しかも、ミネラルウォーターを手渡してくれたときにかけられた言葉がまたなんとも……。

“HEY BOY……”


※嘘ではなく実話です。ただし記憶が一部曖昧ですが……。

そんな思い出深いManiac Loveの25周年記念パーティ、出演するのはレジデントを務めていたDJばかり。

しかもアフターアワーズも開催され昔懐かしコーヒー付き。往年のファンはもちろん、行けなかった若いファンもこの機会に日本のテクノの聖地を体感あれ。

なお、Maniac Love12年間のドキュメンタリーが公開中。これも必見、たまらない!

EVENT INFORMATION

25th Anniversary of Maniac Love

2018年12月1日(土)

CO-FUSION, DJ SHUFFLEMASTER, A.MOCHI, OSAMU M, DSKE, DJ YAMA, SHINKAWA

2018年12月8日(土)

KEN ISHII, Q’HEY, MAYURI, TAKAMI, DR.SHINGO, TOBY, YO-C

OPEN 22:00

Galaxy – Gingakei(Shibuya)

当日¥3,000(AFTER HOURS)¥1,500(with FREE COFFEE)

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