イギリスのプロデューサー：グレーズの楽曲“King”のミュージックビデオを手がけ、イギリス最大のミュージックビデオアワード「UK MUSIC VIDEO AWARD」の最優秀ダンスミュージックビデオにノミネートされたロンドン在住の映像監督：木村太一。

彼がこれまで描写されてこなかった東京の真の姿に光を当てるショートフィルム「LOST YOUTH」のワールドプレミアが7月15日22時より、渋谷の某所にて完全招待制のシークレットパーティとして行われる。

その模様はストリーミングメディアBOILER ROOMとライヴストリーミング・チャンネルのDOMMUNEで世界同時中継が決定している。

ヒップホップに生きる少年、自分の存在理由を問いかける精神不安定な少女、信じるものを失い、新宗教に洗脳される若者達……そして全てを見ている神の存在。
渦を巻く闇の螺旋の先に待ち受ける最後とは……

「LOST YOUTH」は実際に起きたできごとや事件に取材し、木村監督が独自の視点を組み込み映像化したリアリズムと実験精神に満ちたショートフィルム。

監督の木村は「海外の視点から見た、東京に対する描写」からの影響を認めつつ、本作制作の動機を、

「使われているロケーションや設定といった構成要素がリピートされ始めており、海外の「東京」に対するイメージはとても狭く、固定的な描写となりつつあるように思えます。
　それは例えば「漫画」「オタク」「テクノロジー」「ネオン街」など本来マルチカルチャーであったはずの東京のシンボル達が、皮肉にも「東京」を表すステレオタイプなアイコンとして機能し始めている気さえしています。

　個人的に私はこの様な分かりやすい東京のイメージには飽きてしまいました。「東京は眩しいだけの街では無い。」と思った私は、東京のネオン街に隠れてしまった裏の顔を描くことにしました」

と語り、ステレオタイプ化した東京のイメージに異を唱えている。

「LOST YOUTH」を観たBOILER ROOMサイドは「今の東京のシーンを切り取った傑作」と評し、今回のプレミアイベントの世界同時配信が決定。
BOILER ROOMで映画が配信されるのは今回が初だという。

渋谷で行われるプレミアイベントには、スペシャルアクトとして映画にも重要な現象として出演するストリートヒップホップ集団YENTOWNによるライヴパフォーマンスも決定。
こちらのイベントは下記のサイトより、7月13日21時より入場者の募集をスタート。

https://boilerroom.tv/
http://www.dommune.com/