アレッソやニッキー・ロメロも参加した話題のEDM映画から、
ディズニーVSデッドマウスの法廷抗争、
果てはEDMアーティストたちの新たなステージまで……。

2015年、世界のダンスミュージック・シーンで巻き起こった15の事件、ニュース、ゴシップをピックアップ。
第一弾に続き、今回も5つのトピックを紹介!

06

ノーベル平和賞にEURO 2016
DJたちの現場もネクストステージ(!?)へ

アーミン・ヴァン・ブーレンは、母国オランダで国王の即位式で、はたまたティエストは、アテネオリンピックの開会式でプレイするなど、DJのポジションも着実にあがっていますが、2015年もそれを象徴するような出来事が。

ノルウェー出身のカイゴは、なんと母国で開催のノーベル平和賞のコンサートに出演(EDM界では初!)。

また、デヴィッド・ゲッタも世界最大級のスポーツイベント、欧州サッカー選手権「UEFA EURO 2016」のミュージックアンバサダーに就任と、錚々たるアーティストたちが世界が注目する公式な場で大活躍。

次は日本人にも期待したいところですね。

07

デッドマウス vs ディズニー
2匹のネズミの戦い、決着はいかに?

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2015年も暴言を吐きまくり、間違いなくダンスシーンで最もネットを盛り上げたデッドマウス
2014年、そんな彼のトレードマークであるネズミをモチーフにしたロゴをアメリカで商標登録しようとしたところ、世の中で最も有名なネズミ:ミッキーから似てると待ったがかけられ大問題に。
(ちなみにアメリカ以外では日本も含め商標登録されているとか)

戦いの舞台は法廷にまで及びましたが、2015 年ようやく決着。
詳細は明かされていませんが、無事に和解が成立したとのこと。

彼はこの他にもいろいろな裁判を抱えているそうで、2016年も法廷問題に忙しそうです。

08

Beatportが危ない!?
EDM業界最大のイベント会社が……

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『Tomorrowland』に『SENSATION』、『Electric Zoo』など、世界に名だたるフェスの運営会社、さらにはBeatport を傘下に持つ、EDM 界最大手のイベント・プロモーション会社SFX Entertainment。
それはそれはさぞ儲かっているんだろうな〜なんて思いきや、実はかなりの赤字。

といってもフェスを買収し、世界展開しているために何かと先行投資がかかるようです。

しかし、2015年は同社が株式の非公開化を進めた結果、一時Beatportでレーベルやアーティストに売上が支払えない自体に。
そして最新の情報では、なんとSFX Entertainmentは破産宣告を検討中だとか。
今後のEDMシーンにどんな影響があるのか、引き続き注目です。

09

アナログDJに本当の朗報となるのか!?
テクニクスのターンテーブル、復活へ

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2015 年9月、世界のDJ たちに素晴らしい朗報が訪れた。
来年度、パナソニックがテクニクスのアナログターテーブルを復活させるとアナウンスしたのである。

1965年に生まれたテクニクスは、1972年発売のSL-1200が世界を席巻、1979年のSL-1200 MK2が、その機能性でクラブDJにはなくてはならないスタンダードなマシンとなったのはご存知の通り。
2010年までの生産台数は350万台と驚異的な売れ行きを誇った。

2014年高級&ハイレゾ路線でテクニクスブランドが再生、今後SL-1200ファンにどう対応していくのか、期待したい。

10

話題のEDM系映画「We Are Your Friends」
その興行成績が……

EDM をテーマにしたザック・エフロン主演の話題の映画「ウィー・アー・ユア・フレンズ」。
EDMドリームを夢見る若者とハリウッドのナイトライフに迫った本作は、エフロンにDJ指導をした貴公子アレッソ、ニッキー・ロメロやディロン・フランシスなども劇中に参加した話題作だったが、初日の興行収入で歴代ワースト4位という記録を樹立してしまった。

すると毒舌王デッドマウスがチクリ。
「興行収入は1.8億円らしい。良かないだろ。制作費は6億円かかったみたいだし(笑)」。

善し悪しの判断はご自身でご覧になっていただき、ということで。

<前編はこちら>
音楽史上最高額で落札された奇跡のレア盤ほか、2015年を騒がせた15のトピックス|1