クラブでプレイされた音源の情報をインターネットで共有し、世界中のクラブでどんな曲がかかっているのを知ることができるアプリ:KUVO。Pioneer DJ社が2014年にローンチした同アプリが、リッチー・ホウティンが運営するアプリRADRとコラボし、楽曲情報の共有機能を強化するとのこと。

KUVOは、これまでPioneer DJ機材利用者限定で本サービスを行ってきたが、今後は、RADRがカバーするNATIVE INSTRUMENTS社のTraktor Proシリーズも追加され、より多くのDJが参加できるWEBプラット・フォームに拡張する見込みだ。

Pioneer DJ社は、これまで国際ロビー団体Association For Electronic Music(AFEM)のコンセプト“Get Played, Get Paid”に賛同。クラブでスピンされた楽曲の情報を著作権管理団体に提供することで、楽曲の権利者にロイヤリティが配分されるように働きかけてきた。

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また、リッチー・ホウティンが運営するRADRもDJの演奏情報をTwitterで配信しており、さらにAFEMと同じコンセプトを掲げていることから、今回のコラボレーションが実現。これにより世界各地の楽曲のプレイ状況がより明白になり、権利者へのロイヤリティの支払いがより明確になる見込みだ。

Pioeer DJ社は、「今回のコラボレーションにより、提供する情報の幅が広がることで、アーティストやプロデューサーへ の⽀援という側⾯でも、ダンスミュージック業界のさらなる発展に寄与していきます」とコメントしている。