先日、NYハウス界の御三家(フランソワK.、ジョー・クラウゼル、ダニー・クリビット)による至極のサンデーアフタヌーン・パーティ『Body&SOUL』がお台場で開催され大いに盛り上がったが、ことデトロイト(テクノ)における三巨頭と言えば伝説のベルヴィル・スリーホアン・アトキンスケヴィン・サンダーソン、そしてデリック・メイ)。

なんと、このたび彼らが来年2017年に揃ってツアーを予定していることが明らかに!

そもそもデトロイトテクノとは……
1980年代にデトロイトはベルヴィル地区に住んでいたこの3人により誕生した音楽ジャンル。

ユニット:サイボトロン、はたまたモデル500名義でも活躍し、レーベルMetroplexの主宰者でもあるホアン・ワトキンスがそのサウンドを生み出しテクノと命名

レーベルTransmatを設立しリズム・イズ・リズム名義で“Strings Of Life”をはじめ数多くの名曲を産み出したデリック・メイが革新させた。

そして、Eダンサー、インナー・シティなどでヒット曲を量産し、名門KMS率いるケヴィンがこの音楽性を押し上げ、この3人がパイオニアとされている。

その後、そこからは数多くのフォロワーが生まれ、それこそジェフ・ミルズカール・クレイグなどがデトロイトテクノ第2世代と呼ばれ、後にリッチー・ホウティンなどもその影響を色濃く受け、現在も続くテクノミュージックの文脈に繋がっている。

そんなデトロイトテクノのパイオニアによる奇跡の共演。

かつて2010年にオランダで開催された『Awakenings Festival』でその勇姿を見ることができたが、表舞台に立ったのはそれが最後。
そして、今再び目にする機会が訪れようとは……。

なんでも、海外メディア「We Got This Covered」のインタビューでケヴィンはすでに3人でツアーの準備を進め、来年にはスタートしたいと思っていると吐露。
しかも、DJだけでなくもっと大きなこともやる予定だとか。

それぞれ各々来日することはあれど、3人揃って見ることができるのは、アヴィーチーではないが最初で最後のことになるかもしれない。

まだ、そのツアーの詳細は明らかになっていないが、ぜひとも来日求む!