11月18日(金)に自身の楽曲とSF映画の映像をミックスしたパフォーマンス『Cine-mix』の開催が決定しているデトロイトの巨匠ジェフ・ミルズ。

そんな彼が来年2月22日(水)に最新アルバム「Planats」をリリースするとともに、大阪のフェスティバルホールで東京フィルハーモニー交響楽団とのコラボ公演を行い、「Planats」を日本初披露することが発表された。

これまでの作品を通し、幾度となく宇宙というテーマを扱ってきたジェフ・ミルズ。同時に、今年3月にBunkamura オーチャードホールで行われた公演はもとより、世界中のオーケストラとコラボレーションを試みてきた彼だが、本作はそれらの蓄積が盛り込まれた集大成的作品。

アルバムはエレクトロニックバージョンとオーケストラバージョンの2枚組みで、エレクトロニックのみで作られたアイデアやスケッチを収録したDISC1と、2015年にポルト・カーザ・ダ・ムジカ管弦楽団による演奏をライヴレコーディングした音源を元にしたDISC2からなる。

「Planats」について彼は公演オフィシャルサイトでこう語る。

「『Planets』は我々の世界に宇宙の地平線を少しでも近づけたい、かつては到達不可能と思われていた距離をより縮めていく感覚を身につけてもらうことを想定して制作された。太陽系を観察、理解し、旅することは科学的である以上にアーティスティックなものである。生まれ、息をして、夢をみる生物として我々が持ち合わせているもの、自然を確認していく作業。存在として成熟した折にのみ学ぶことができる未知の世界を体現している。

クラシカルとエレクトロニック・ミュージックの融合は必然的だった。ともにメンタル、フィジカル両面である程度の感情を表現し、この二つのジャンルはともに、誰もが持っている数々の絡み合った謎を問う現代社会の産物だ。この作品はPLANETSと題されているが、実は我々人間がテーマなのだ」

jeff

ホルストの組曲「惑星」に影響され制作されたという「Planats」とオーケストラのコラボは果たしてどんな化学反応を生み出すのか。

アルバム「Planats」は2月22日、明言されていないがおそらく彼のレーベルAxis Recordsよりリリース。同日開催のオーケストラ公演については詳細の発表を待て。