11月11日に新木場STUDIO COASTで『HOT 97 SUMMER JAM TOKYO 2017』が行われた。

『HOT 97 SUMMER JAM』はアーバンミュージックシーンに多大な影響力を持つNYのラジオ局「HOT 97」が毎年行っている音楽フェスティバル。
昨年初の海外進出を果たし、『HOT 97 SUMMER JAM TOKYO 2016』として日本で開催。今回はその第二弾となる。

本祭ではアーバンシーンのトップアーティストたちが出演するとともに、本国の『HOT 97 SUMMER JAM』と同じスタイルで、アーティストのライヴの合間にはHOT 97の人気DJに加え、名物パーソナリティもステージへ登壇。

そんな現地のスタイルをダイレクトに伝える“リアル”なフェスを求めて、会場には日本のヒップホップ/R&Bファンのみならず、多くの外国人オーディエンスも集まっていた。

DJ-LEAD

まずはHOT 97の若手注目株DJ JUANYTO、そして日本人初のHOT 97レギュラーDJ、DJ LEADが会場をウォームアップ。さらにHOT 97の代表格の一人、DJ KAST ONEによるNY最先端のプレイとともに、人気パーソナリティであるEBRO、PETER ROSENBERG、LAURA STYLEZの3人が登場し、『HOT 97 SUMMER JAM TOKYO 2017』がスタートする。

まずステージで繰り広げられたのは、日本人アーティストたちによるライヴ。
ファッションシーンとも共鳴するストリート発の次世代ヒップホップクルー:kiLLaに“超Wavyでごめんね”でシーンに躍り出してきた寵児JP THE WAVY、ディープな歌声を操るフィメールラッパー:AWICHらが立て続けにパフォーマンスし、オーディエンスは大熱狂。それも日本人のみならず、海外のオーディエンスをも巻き込む過熱ぶりに驚かされた。

KiLLa

続いてステージに立ったのは海外アーティスト勢。
今年初のソロアルバム「12」をリリースしたばかりのエイサップ・トゥエルヴィは数々の新曲を披露し、NYマナーに則ったストリートスタイルのショウを展開。

A$AP-TWELVYY

続くヤング M.Aは、今夏NYでの『HOT 97 SUMMER JAM』にも出演したフィメールラッパー。今回の出演者のなかでも最も注目度の高かった一人だ。
そのステージはまさに男勝りかつハードコア。昨年リリースされダブルプラチナを達成した彼女の名詞代わりのヒットチューン“OOOUUU”での盛り上がりは本祭のハイライトのひとつだった。

YOUNG-M

今回、唯一のウェストコーストからの参加となったLA出身のキッド・インクは“Show Me”など数々の大ヒット曲を次々と繰り出し、さらにステージを飛び出して観客席に入り込むほどのサービスっぷり。その様はまさしくエンターテイナー、終始オーディエンスを盛り上げてくれた。

KID-INK

トリを飾ったのは今回が初来日のR&Bシンガー:ジェレマイ。DJに加え、ドラム、キーボードを加えたバンドセットによるスペシャルライヴを展開し、スウィートな歌声で観客たちを魅了。代表曲の一つ、“Birthday Sex”ではオーディエンスをステージに上げたりとファンサービスもニクい。最後までオーディエンスを熱狂させながら、惜しまれつつもフィナーレを迎えた。

EVENT INFORMATION

HOT 97 SUMMER JAM TOKYO 2017

2017.11.11.SAT

OPEN 15:00

STUDIO COAST(Shinkiba)

スタンディングチケット ¥9,800(別途1D)

JEREMIH / KID INK / YOUNG M.A / AWICH / JP THE WAVY / kiLLa

PERSONALITIES:EBRO DARDEN / PETER ROSENBERG LAURA STYLEZ / NESSA

DJs:DJ KAST ONE / DJ LEAD / DJ MAGIC / DJ JUANYTO / ARUMATIKS

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