アメリカ音楽界の権威グラミー賞。
今年で第59回となる本賞各部門の候補が発表された。

Record of the Year
アデル “Hello”
ビヨンセ “Formation”
ルーカス・グラハム “7 Years”
リアーナft.ドレイク “Work”
トゥエンティ・ワン・パイロッツ “Stressed Out”

Song of the Year
ビヨンセ “Formation”
アデル “Hello”
マイク・ポズナー “I Took a Pill in Ibiza”
ルーカス・グラハム “7 Years”
ジャスティン・ビーバー “Love Yourself”

Best New Artist
ケルシー・バレリーニ
チャンス・ザ・ラッパー
マレン・モリス
アンダーソン・パーク
ザ・チェインスモーカーズ

Album of the Year
アデル「25」
ビヨンセ「Lemonade」
ドレイク「Views」
ジャスティン・ビーバー「Purpose」
スターギル・シンプソン「A Sailor’s Guide to Earth」

今回最多9部門の候補となったビヨンセは「最優秀新人賞」を除く主要3部門(「最優秀アルバム賞」「最優秀レコード賞」「最優秀楽曲賞」)すべてにノミネート。これは2012年のアデル以来の快挙となる。

このほか、ドレイクやリアーナ、カニエ・ウェストが8部門にノミネート。
また、「最優秀アルバム賞」ではジャスティン・ビーバーの「Purpose」が候補に。こちらはスクリレックスがプロデューサーとして参加している点にも注目。

「最優秀新人賞」では、カニエらに続く7部門ノミネートのチャンス・ザ・ラッパーや、今年“Closer”や“Don’t Let Me Down”でBillboard総合チャートを賑わせたザ・チェインスモーカーズがノミネートされる結果となっている。


Best Dance Recording
ボブ・モーゼス “Tearing Me Up”
ザ・チェインスモーカーズft.ダーヤ “Don’t Let Me Down”
フルームft.カイ “Never Be Like You”
リトンft. Kah-Lo “Rinse & Repeat”
Sofi Tukker “Drinkee”

Best Dance/Electronic Album
フルーム「Skin」
ジャン・ミッシェル・ジャール「Electronica 1: The Time Machine」
ティコ「Epoch」
アンダーワールド「Barbara Barbara, We Face A Shining Future」
ルイ・ヴェガ「Louie Vega Starring…XXVIII」

ダンスミュージックファン注目の「最優秀ダンスレコーディング賞」は本誌のU25特集でも紹介したフルームやザ・チェインスモーカーズ、カナダのハウスデュオ:ボブ・モーゼス、2014年結成のデュオSofi Tukkerといった新たな/若き才能たちが台頭。

一方の「最優秀ダンス/エレクトロニックアルバム賞」はフルームやティコのほか、アンダーワールドやルイ・ヴェガ、ジャン・ミッシェル・ジャールといったシーンのレジェンドたちが選出されているのが興味深いところ。

このほか、日本からは坂本龍一による『レヴェナント:蘇えりし者』サウンドトラックが「最優秀スコア・サウンドトラック・アルバム」にノミネートされている。
果たして誰が、どの作品が受賞するのか……気になる授賞式は2月12日にLAで開催される予定だ。