ストリートアート愛好家に朗報。
世界の様々な都市に描かれた5000点を超えるストリートアート作品が、特設サイト「Google Street Art Project」で公開中だ。
Googleの様々な機能を駆使した見せ方がなかなか面白く、例えばマップ上の赤いポイントを選択すると、その地点にあるストリートアート作品が閲覧できるほか、屋内に描かれた作品に関しては、ストリートビューで内部を移動し、隅々まで見回せるようになっていたり、高解像度の作品を細部まで見れたり。
なかでも、取り壊しの決まった「Tour Paris 13」ビル内の模様は圧巻で、9フロア450平米に及ぶ敷地がアートキャンバスになっている。
また、同じく解体が決まったNYグラフィティアーティストたちのメッカ：5POINTZの作品の一部も、特集展示として閲覧できるようになっている。
都市や建築物、壁面をキャンバスとして使う都合上、市場原理や無理解、あるいは自然といった芸術の破壊者からストリートアートをずっと守っていくのは難しい。
それでも、例え作品そのものが失われても、アーティストたちが作品に込めた様々な思いはデジタルデータに形を変えて今後も残るだろう。
