オリンピックの開催で注目を集めているブラジル第二の都市リオデジャネイロ。

8月5日に開幕し、21日までの17日間、同地では連日熱い戦いが繰り広げられるわけだが、8月10日現在、日本も金メダル2個をはじめ、すでに数多くのメダルを獲得。国内でも大きな盛り上がりを見せているは周知のこと。

そんななか、このたびその世界的な祭典の開催を記念し、リオを舞台としたブラジル音楽のドキュメンタリー『ブラジル・バン・バン・バン』の本編がVmeoで公開されている。

ソンゼイラとは、カッコイイ…とか、ヤバイ音って意味。それがすべてだよね!
――ジャイルス・ピーターソン

10代でブラジル音楽に魅了され、その魅力を25年以上に渡り世界に広めてきた巨匠ジャイルス・ピーターソンが2014年に立ち上げたプロジェクト、ソンゼイラ。
これはジャイルスに加え、フローティング・ポインツことサム・シェパードらUKのプロデューサーたちとブラジルを代表する新旧のミュージシャンたちによるコラボレーションプロジェクトだ。

彼らは2014年5月にアルバム「Brasil Bam Bam Bam」をリリースし、なんと今秋には『モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン2016』で来日が決定している。

本作『ブラジル・バン・バン・バン』はリオデジャネイロに赴いたジャイルスらと現地のアーティストたちの出会いからソンゼイラのアルバム完成までの期間を追ったドキュメンタリーだ。

さらに劇中ではリオのスラム街ファベーラやサンバ誕生の地を訪れたジャイルスの視点から、リオデジャネイロの光と闇が描かれる。
ジャイルスが魅了されたブラジル音楽の本質に触れる意味でも、一見の価値あり。

今夏はオリンピックとともに、このドキュメンタリーでもブラジルを楽もう!
また、『モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン2016』に出演するソンゼイラの予習としてもぜひ。

視聴はこちらから。