クラシックとテクノ、2つのシーンで活躍するルクセンブルグ出身のピアニスト:フランチェスコ・トリスターノの最新アルバム「Surface Tension」がこのたびリリースされた。しかもデリック・メイが主宰するデトロイト史に名を刻む重要レーベルTransmatから発表。

フランチェスコは2004年にフランスの「オルレアン20世紀音楽国際ピアノコンクール」で優勝するなど、クラシック〜現代音楽のシーンで活躍。さらにはニューヨークのジュリアード音楽院在学中に触れたダンスミュージックに感化され、ジェフ・ミルズの“The Bells”やデリック・メイの“Strings Of Life”といったテクノアンセムをソロ・ピアノでカバーしたアルバム「Not For Piano」をリリース。カール・クレイグがプロデュースしたアルバム「Idiosynkrasia」を発表するなど、クラシックとダンスミュージックのシーンを越境した活動を行ってきた。


そんな彼の最新作「Surface Tension」では、デトロイトテクノのパイオニア:デリック・メイが制作に参加。
オリジナル作品を発表するのは実に約20年ぶりとなる彼はフランチェスコについて、
「オレがこの作品を制作することを決めた理由は、フランチェスコは自分に持ってない才能を持つ生粋のミュージシャンだから」
と発言。

先日開催された『モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン2016』では “Francesco Tristano presents p:anorig feat. Derrick May”と題しコラボライヴを行った2人のコンビネーションに刮目せよ。

fran_jkt

FRANCESCO TRISTANO
『Surface Tension』

Transmat / U/M/A/A(国内版)