先日フルラインナップが公開された新感覚フェス『FANTASIA -EPISODE 1 PRINCESS KAGUYA-』。

ベースメント・ジャックスやナーヴォをはじめとした出演陣については以前お伝えしたとおりだが、本稿ではまた別の角度から、本祭が新感覚たる所以を紐解いていきたい。

珠玉のDJたちによるプレイと、『竹取物語』を現代風にアレンジしたショー、それから20のイマーシブ(体感型)シアターで構成される本祭。

公式サイトには以下の三箇条が掲げられている。

一、FANTASIA内では常に狐面を身につけるべし。外すべからず。
一、FANTASIA内、諸々の小部屋では私語を慎むべし。
一、FANTASIAへようこそ。ここより先は、夢見の楽園。現世(うつしよ)の憂さを忘れて楽しむべし。

そう、本祭では狐のお面が鍵となる。これを身につけることで、現実の世界から夢見の楽園(=FANTASIA)へ旅立つのだ。

狐面は神事や伝統芸能に使われることもあれば、縁日の屋台で売られることもあり発祥は不明だが、一説によれば狐の持つ神通力を授かるためとされる。

神社

昔話や伝承で語られる狐の神秘的な設定やお約束を知っている日本人としては、確かに狐面は不思議な世界に連れて行ってくれるような気がする。
オーディエンスの誰もが狐面姿のフェスというのも非日常感たっぷりだ。

一方で狐面は日本の伝統芸能:能にも用いられており、まさに日本文化そのもの。
狐を神の使いとする稲荷信仰の影響か、狐面は実際日本各地の祭礼で使われていて現代のフェスに古来からの風習が合わさることでどんな化学反応が生まれるのか気になるところ。

そもそも狐面のオーディエンスが集合する絵面はニッキー・ロメロの“Toulouse”のMVっぽさもあり、インスタ映えしそう。

ちょっとコスプレっぽくなるが、お面が映えるようなファッション(法被とか)で参加するのも楽しそうだ。

忍者

そんな『FANTASIA』の会場:幕張メッセには、日本文化を体感できるイマーシブ(没入型)シアターが。
そこでは忍者やからくり屋敷、神の坐す神社、茶道が楽しめる(!)茶室、果てはかぐや姫が眠る月や波音で心を癒やす海までもが出現。

茶室

シアターは総勢20部屋もあり、しかしDJたちのプレイや『竹取物語』のステージも見たいわけで、本祭を楽しみ尽くすには体ひとつでは足りないほど。
ダンスミュージックと『竹取物語』の舞台のみならず様々なシアターが醸し出すお祭り感、これはもはや祭りではなくMATSURIと呼ぶべきか。

その魅力を本当の意味で知るためにも、ぜひとも11月11日(土)は幕張メッセへ!!!

FANTASIAイメージ_正方形

EVENT INFORMATION

FANTASIA -EPISODE 1 PRINCESS KAGUYA-

2017.11.18 Sat

幕張メッセホール9, 10, 11(Chiba)

ADV¥12,000 VIP¥25,000

BASEMENT JAXX [DJ SET] / Bassjackers / DADA LIFE / NERVO / Thomas Jack / banvox / ALISA UENO

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