“DJとして最も神の領域に近い男”、“ハウス、ディスコ、バレアリック・シーンのカルトリーダー”、あるいは“リエディットの帝王”。そんな様々な異名を持つ伝説の男DJハーヴィーが3年ぶりに日本でツアーを行うことがわかった。

ハーヴィーは1980年代半ば、UKロンドンでDJキャリアをスタート。1991年には自身のレジデントパーティ『Moist』を立ち上げ、ハウスにとどまらず、ジャズ、ソウル、ファンク、ラテン、ロック、ディスコ、ブレイクビーツ、テクノなどを融合したスタイルでDJとしての評価を不動のものに。『Moist』にはかのパラダイス・ガレージのラリー・レヴァンも出演した。

その後ハーヴィーはロンドンの伝説的クラブMinistry of Soundの立ち上げに関わるとともにレジデントを担当。
2002年にはロサンゼルスに移住し、世界中からコアなダンスミュージックラバーが集まるパーティ『Harvey Sarcastic Disco』でディスコ、バレアリックの復権に貢献した。

彼はDJとしてはもとより、プロデューサーとしても活躍。自身のレーベルBlack Cockでは近年のディスコ・リエディットの源流といえる傑作たちをリリース。

ビザの関係で長く海外ツアーが行えない状態が続いていたハーヴィーだが、待望の再来日となった2010年GWのジャパンツアーでは全国12都市で1万人を越えるファンを熱狂させた。
昨年には、20周年を迎えた日本屈指の音楽フェス『フジロック』で大トリを飾っている。

そして今回、3年ぶりとなるジャパンツアーが決定。
11月17日（金）の江ノ島OPPA-LA公演、11月18日（土）の渋谷CONTACT公演の2公演のみのプレミアムなツアーとなっている。

なお、ハーヴィーは本日、自身初となるオフィシャル・コンピレーションCD「The Sound of Mercury Rising Complied with Love by DJ Harvey」をリリース。

イビサのホテルPikes Ibizaでハーヴィーが2015年より毎夏レジデントを務めているパーティ『Mercury Rising』をパッケージ化したもので、来日前に聴いておけば当日より楽しめることうけあいだ。