CD相当の音質が楽しめる定額制音楽ストリーミングサービス「Deezer HiFi」のローンチイベントが3月12日、Blue Note Tokyoで開催された。

「Deezer」は2007年にパリでスタートし、185カ国で展開している音楽ストリーミングサービスで、日本ではDeezer HiFiとして昨年12月にサービスを開始。

その長所は、国内で展開している定額制ストリーミングサービスの中でも最高峰の音質。PCをはじめ、オンキヨー、パイオニア、ヤマハの一部オーディオ機器など、現状では対応機種は限られるもののCD同等のサウンド(16-Bit / 44.1kHzのFLACフォーマット)をストリーミングで実現している(スマホアプリからは128〜360kbpsでの再生となる)。

この日のイベントにはDeezerのゴラン・シャケドCCOが登壇。
「日本市場の耳の肥えたオーディエンスに対し、彼らが求めるライブラリーと音楽を提供したい」と熱弁。

一般的なストリーミングサービスを“リーズナブルな価格で楽曲にアクセスできるが、音質面では大きな妥協がある”と表現し、一方ハイレゾ楽曲の配信サービスについて“高音質だが曲数が少なく、ファイルが重いため保存できる曲数が限られる。お金がかさむだけでなく、将来的に技術が変わったとき、同じ曲を購入し直さないといけない可能性もある”と解説。
Deezer HiFiの“ストリーミングサービスの利便性と高音質が両立”している点を強調した。

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さらに、今後の日本での展開についても言及。海外の音源だけでなく、JポップやJロックなどの日本の楽曲レパートリーを拡充するとともに、音楽雑誌やインフルエンサーが手がけるプレイリストも公開予定。
「現地の音楽シーンも応援するローカルヒーローを目指しています」と語った。

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イベント後半には、Deezerが手がけるライブ映像コンテンツ「Deezer Sessions」の公開収録が行なわれ、初の日本人アーティストとしてロック/ブルースユニットGLIM SPANKYがパフォーマンス。

なお、このステージの模様はライヴ録音され後日DeezerのアプリやYouTubeチャンネルなどで配信予定。

<Deezer HiFi>
www.deezer.com