“音楽を売らない=音楽を有料で販売しない”という前代未聞の型破りなアーティスト:チャンス・ザ・ラッパー。

先日のグラミー賞では最優秀新人賞をはじめ最優秀ラップ・アルバム賞、最優秀ラップ・パフォーマンス賞も獲得した彼が、シカゴの公立学校に100万ドル(約1億1400万円)を寄付したことが発表された。
これは彼のツアーのチケットの売り上げを寄付金に当てたもので、主に子供たちの才能やチャンスにフォーカスしたアート・プログラムや課外活動などに使われる予定だという。

現地時間3月6日にチャンスは、シカゴのウェスト・コット小学校で記者会見し、その模様はInstagramで生中継された。そのスピーチでチャンスは、前週に会談したという州知事のブルース・ラウナーに対し、

「緊急事態に迫られない限り、また民衆からの声が上がらない限り、恵まれない子供たちにサポートやチャンスが与えられない現状がある」

と話したそうで、自身が思い描いていたような理想的な話し合いにはならなかったことを不服だとも語っている。