世界ではダンスミュージックの主流としてEDMがシーンを席巻していた2014年初頭。
日本ではいまかいまかとそのムーブメントを待ちわびるなか、まさにファン待望のフェスとして高らかに産声をあげた「electrox」。

日本初のEDMに特化したフェスとして、大きな期待を集めた「electrox」は、初開催にしてレッド・フーやスティーブ・アンジェロ、さらにはスティーヴ・アオキにレイドバック・ルーク、今をときめくブラスター・ジャックスなど、本邦史上最強クラスの豪華な顔ぶれが集い、音楽ファンに大きな衝撃を与えた……。

あれから1年、あの狂乱が再び幕張メッセにて開催!
今回はアーミン・ヴァン・ブーレンやアバブ&ビヨンド、さらにはディプロなど、これまた超豪華なアーティストが集結。前回以上のラインアップのもと、日々進化するステージ&演出もさらにパワーアップ!

そんな「electrox」をより楽しむべく、ここでは白熱&狂喜乱舞の第一回の模様をおさらいし、2015年1月4日をとくと待て!

とにかく豪華、最旬、胸熱アーティストが勢揃いした「electrox」

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第一回にも関わらず、世界に名を馳せる超豪華アーティストたちが集まり、まさに奇跡の1日となった2014年新春。
様々なアーティストが参加するなか、会場を最も沸かせたのは世界トップのパーティ・モンスター:スティーヴ・アオキ。

相変わらずアグレッシブにEDMアンセムで攻めまくり、同時にステージ上では大暴れ。
もはや彼の代名詞となったケーキ投げやシャンパンファイトでオーディエンスを煽りまくりフロアは大狂乱。

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そんなアオキ・ボムで新年1発目のバカ騒ぎを終えた後には、スティーブ・アンジェロ〜レッド・フーという、世界でも稀に見る激レア・リレー。
スティーブによるまだまだ大人気のスウェディッシュ・ハウス・マフィアの名曲に歓喜しつつ、大トリ:レッド・フーは超アンセム“Party Rock Anthem”をはじめ、数々のパーティ・チューンでフロアをロック。

そのほかにも、2014年度のDJ MAGのランキングで13位に入ったブラスター・ジャックス(前年度から58ポイントアップ!)をいち早く招聘していたり、玄人人気No.1のテクニカルDJ:レイドバック・ルーク、EDM界の最終兵器、ロボット加勢のクリョーマンなど、EDMシーンの綺羅星が多数出演。

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またその一方で、キャピタル・シティーズやモードステップ、ネロといったダブステップ〜エレクトロ系のアーティスト、さらにはBoom Boom Satellitesやm-flo(DJ SET)、DAISHI DANCEといった国内勢も多数参加し、より幅広い音楽性のもと会場は終止熱狂の渦に。

エンタメ感も桁違い! 「electrox」は既存のフェスとココが違う

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「electrox」の魅力は、豪華アーティストたちによるサウンドだけじゃない!
会場内では、見て、感じて楽しめる、様々なコンテンツも多数用意。

その最大のトピックがド派手な演出。写真からもわかるように、とにかくステージの演出がスゴい!
世界中で行われているフェスもそうだが、今のフェスの主流は豪華な演出。ステージセット、映像、レーザー、スモークなどなど、あらゆる手段で音楽の楽しさを倍増させているわけだが、「electrox」は国内におけるその走りというような仕上がりに。

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とりわけ、スティーヴ・アオキやレッド・フーのステージでは、圧倒的な享楽的演出にオーディエンスも我を忘れて食い入っている姿が印象的だった。

また、いまや世界中のEDMフェスを賑わせているクリョーマンも「electrox」で日本初上陸。
ステージには電飾たっぷりの胸熱ロボットの軍勢が立ち回り、火花やスモークをまき散らしながらパフォーマンス。そのかつてないショウにオーディエンスも度肝を抜かれていた。

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さらに「electrox」は新年早々、1月4日の開催とあって、お正月ならではの企画も盛りだくさん!
お正月、忙しさ&まったり感にかまけて初詣に行けなかった……なんて人のために会場にはelectrox神社が設けられていたり(もちろんそこでお参りできる!)、年明けの風物詩:振る舞い酒や妖艶な着物ダンサーたちがステージを彩ったり、とにかく会場内は今までにない正月ムードが満載。

最高の音楽とともに新年の幕開けをみんなで楽しく祝えるのも「electrox」の魅力の1つ。

日本初のEDMフェス、これがすべての始まりに……

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2014年は日本におけるEDM元年とも言われるぐらい、EDMが国内でも爆発的に拡大。
その先駆けになったのが、この「electrox」と言っても過言ではない!

というのも、これまで国内でも様々なフェスが開催されてきたが、ことEDMに特化したものは「electrox」が本邦初。上記した豪華アーティストの参加やド派手な演出、まさに世界の流れをいち早くくみ取り実現したのが本フェスだった。
そして、そこでダンスミュージックの新たな魅力、楽しみ方を知ったオーディエンスたちがその後のムーブメントを牽引したと言えるだろう。

保守的な日本では、どうしてもストイックなダンスミュージックに縛られていたり、音楽は音楽と単体で楽しもうという考え、ショウ的パッケージにおける楽しみ方をわけて捉える部分があったものの、「electrox」はその殻をぶち破る、まさに革新的なフェスとなった。

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そんな「electrox」、第二回となる2015年は、世界最高峰との呼び声高いDJ、アーミン・ヴァン・ブーレンが約5年ぶりに来日決定!
そして、アバブ&ビヨンド、マーカス・シュルツ&フェリー・コーステンによるニュー・ワールド・パンクス、サンダー・ヴァン・ドゥーンといった往年のダンスファンにはたまらない猛者たちに加え、DVBBS、クインティーノら今のEDM界を牽引するアーティスト。さらには、ディプロやクラクソンズといったひと味異なる異能者たちの参戦も決定。

世界に名だたるアーティストたち、そしてそんな彼らを彩る豪華な演出。
さらにスケールアップした魅惑の宴が、1月4日再び幕張メッセにて繰り広げられる!