昨年日本に上陸し、2日間で約4万2000人ものダンスミュージック・ラバーを熱狂させた『ULTRA JAPAN』。今年は3日間の開催となり、より一層のスケールアップが期待されているところだが、特に気になるのは出演アーティスト。
その第一弾ラインナップが先日発表され、アーミン・ヴァン・ブーレン、デヴィッド・ゲッタ、ニッキー・ロメロ、スクリレックスら4組の出演が決定した。

今回の『ULTRA JAPAN 2015』の第一弾ラインアップは、EDMの歴史を作り上げてきたアーティストが揃っているうえ、同じEDMという枠内でもそれぞれ異なる音楽性を打ち出してきたシーンの立役者たちだ。
例えば、90年代からトランスシーンで活躍し、DJMAGのランキングで歴代最多チャンピオンを保持するアーミン・ヴァン・ブーレンやポップ・ミュージックとダンスミュージックの架け橋となり米ビルボードのチャートでEDMヒットを量産し、シーン拡大に大きく貢献したデヴィッド・ゲッタ。さらにダブステップとエレクトロを融合したブローステップという新たなるジャンルを確立したスクリレックス。そして絶頂とも言える現在のEDMシーンの勢いに乗り一躍トップDJの仲間入りを果たしたシンデレラ・ボーイ:ニッキー・ロメロ。
豪華出演陣と一言で片付けるには惜しい、いまのEDMシーンや歴史を象徴するアーティストが勢揃いしている。そんな彼らの功績を改めて振り返っていく。

オランダが生んだトランス界の巨匠:アーミン・ヴァン・ブーレン

ARMIN_PH

DJ MAGが行っている世界のDJランキングTop 100 DJsで、2007~2010年、2012年と頂点に君臨、2014年にはダンス・ミュージックの聖地イビサのDJアワードでベストトランスDJを受賞(過去に7度も!)しているアーミン。
1995年に音楽キャリアをスタートし、当時ダッチトランスの寵児として台頭、デビューより20年が経つ現在もDJ/プロデューサーとして一線で活躍している。
第56回グラミー賞のBEST DANCE RECORDING部門では“This Is What It Feels Like”がノミネート。その他にも、“Ping Pong”を筆頭に数多くのトランス・アンセムを発表してきた。
2013年には、なんと母国オランダの国王即位式でプレイ。大ファンだという新国王とステージで握手を交わすなど、王室をもトリコにするスーパースター。

-そんなアーミンの代表曲がコチラ!-

EDMムーブメントの火付け役:デヴィッド・ゲッタ

david guetta

EDM界のキーマンのひとり、DJ/プロデューサー:デヴィッド・ゲッタ。
2009年のアルバム「ONE LOVE」では、ブラック・アイド・ピーズ(BEP)のメンバー:ウィル・アイ・アムやビルボード常連のR&Bシンガー:エイコンらポップシーンで活躍するアーティストをフィーチャーし、全世界350万枚を超えるヒットを記録。本作はグラミー賞の最優秀ダンス・アルバム部門にノミネートされるほどの高評価を獲得、ポップミュージックとEDMを融合したサウンドをいち早く浸透させ、アメリカでのEDM隆盛の礎を築いたパイオニア。
以降もプロデューサー/DJとして精力的に活躍、リアーナやマドンナといったポップアイコンたちとのコラボも積極的に行いシーンの発展に貢献。アメリカの経済誌フォーブスが発表した2014年版のDJ年収ランキングによると年収約30億円で、カルヴィン・ハリスに次ぐ第二位となっている。

-そんなゲッタの代表曲がコチラ!-

スターDJ街道を猛進するシーンの寵児:ニッキー・ロメロ

nicky romero

2009年にフランスのプロデューサー:デヴィッド・ゲッタの“When Love Takes Over”のブートレグを発表したことをきっかけに、シーンに華々しく登場したニッキー・ロメロ(ブートの仕上がりの良さにはゲッタ本人も絶賛!)。
地元オランダの名門レーベルSpinnin’ Recordsからリリースした2010年のシングル“My Friend”は同郷のティエストをはじめ数多くのトップDJたちにプレイされ、2012年にはゲッタとコラボ曲“Metropolis”“Wild One Two”を発表、さらに彼が主宰するイビサのパーティ『FMIF club night』でレジデントを務め、その年のDJ MAGランキングでは初登場17位の快挙を達成。
その後もソロ名義の“Toulouse”、アヴィーチーとタッグを組んだ“I Could Be The One”等のアンセムを生み出し(いずれもYouTubeで1億再生突破!)、プロデューサーとして確固たる存在に。最近ではEXILEやセカオワなど、邦人アーティストの楽曲プロデュース/リミックスを手がけたことでも話題に。

-そんなロメロの代表曲はコチラ!-

ロック~ダブステ経由 異端のEDMアーティスト:スクリレックス

SKRILLEX

ポストハードコアバンド:フロム・ファースト・トゥ・ラストのボーカル、サニー・ムーアがバンド脱退後始めたソロプロジェクト:スクリレックス。
2010年にインディーズでリリースしたファーストEP「My Name Is Skrillex」がアンダーグラウンドで脚光を浴び、続いてデッドマウスのレーベルmau5trapからのリリースとなったセカンドEP「Scary Monsters And Nice Sprites」はグラミー賞5部門にノミネート、3部門を制覇。ロンドン発のダンス・ミュージック:ダブステップとエレクトロを掛け合わせ、そこにパンクのエッセンスを注入した新たなジャンル:ブローステップを確立、EDMアイコンとして台頭している。
ジャンルをコラージュするセンスに秀で、”Make It Bun Dem” ではレゲエをフィーチャー、“Breakn’ a Sweat”ではロックバンド:ドアーズとのコラボを行った。そんなクロスオーバー巧者のスクリレックスは昨年にはディプロとユニット:ジャックÜを結成。ディプロといえばバイレ・ファンキやボルチモア・ブレイクス、トワークといった新たなサウンドをいち早く紹介してきたイノベーター。昨年の『UMF』で大きな話題を読んだジャックÜを日本でもと願うファンも多いはず。さらなる音楽的ケミストリーに全世界が注目!

-そんなスクリレックスの代表曲がコチラ!-

本国マイアミでは、超豪華なスターたちが共演!

今年3月27日から29日にかけて開催されるマイアミの『Ultra Music Festival』では、上記の4組に加えてDJ MAGの世界ランキングで2年連続No.1のDJハードウェル、昨年体調不良でワールドツアーをキャンセルしたアヴィーチー、若干18歳にしてDJ MAGのランキングで4位にランクインしているマーティン・ギャリックス、グラミー賞受賞のポップアイコン:アフロジャック、元スウェディッシュ・ハウスマフィアのスティーヴ・アンジェロやアクスウェル^イングロッソ、アテネ五輪の閉会式で史上初めてDJとしてプレイしたレジェンド:ティエストといったまさに世界最高峰のフェスの名に恥じないヘッドライナーが集結している。

『ULTRA JAPAN 2015』でも日本のオーディエンスをロックする本国さながらのラインナップに期待!

ULTRA JAPAN 2015
zakkan_15

FLOORad_RDC
FLOORad_SQUAREPUSHER

[:en]

昨年日本に上陸し、2日間で約4万2000人ものダンスミュージック・ラバーを熱狂させた『ULTRA JAPAN』。今年は3日間の開催となり、より一層のスケールアップが期待されているところだが、特に気になるのは出演アーティスト。
その第一弾ラインナップが先日発表され、アーミン・ヴァン・ブーレン、デヴィッド・ゲッタ、ニッキー・ロメロ、スクリレックスら4組の出演が決定した。

今回の『ULTRA JAPAN 2015』の第一弾ラインアップは、EDMの歴史を作り上げてきたアーティストが揃っているうえ、同じEDMという枠内でもそれぞれ異なる音楽性を打ち出してきたシーンの立役者たちだ。
例えば、90年代からトランスシーンで活躍し、DJMAGのランキングで歴代最多チャンピオンを保持するアーミン・ヴァン・ブーレンやポップ・ミュージックとダンスミュージックの架け橋となり米ビルボードのチャートでEDMヒットを量産し、シーン拡大に大きく貢献したデヴィッド・ゲッタ。さらにダブステップとエレクトロを融合したブローステップという新たなるジャンルを確立したスクリレックス。そして絶頂とも言える現在のEDMシーンの勢いに乗り一躍トップDJの仲間入りを果たしたシンデレラ・ボーイ:ニッキー・ロメロ。
豪華出演陣と一言で片付けるには惜しい、いまのEDMシーンや歴史を象徴するアーティストが勢揃いしている。そんな彼らの功績を改めて振り返っていく。

オランダが生んだトランス界の巨匠:アーミン・ヴァン・ブーレン

ARMIN_PH

DJ MAGが行っている世界のDJランキングTop 100 DJsで、2007~2010年、2012年と頂点に君臨、2014年にはダンス・ミュージックの聖地イビサのDJアワードでベストトランスDJを受賞(過去に7度も!)しているアーミン。
1995年に音楽キャリアをスタートし、当時ダッチトランスの寵児として台頭、デビューより20年が経つ現在もDJ/プロデューサーとして一線で活躍している。
第56回グラミー賞のBEST DANCE RECORDING部門では“This Is What It Feels Like”がノミネート。その他にも、“Ping Pong”を筆頭に数多くのトランス・アンセムを発表してきた。
2013年には、なんと母国オランダの国王即位式でプレイ。大ファンだという新国王とステージで握手を交わすなど、王室をもトリコにするスーパースター。

-そんなアーミンの代表曲がコチラ!-

EDMムーブメントの火付け役:デヴィッド・ゲッタ

david guetta

EDM界のキーマンのひとり、DJ/プロデューサー:デヴィッド・ゲッタ。
2009年のアルバム「ONE LOVE」では、ブラック・アイド・ピーズ(BEP)のメンバー:ウィル・アイ・アムやビルボード常連のR&Bシンガー:エイコンらポップシーンで活躍するアーティストをフィーチャーし、全世界350万枚を超えるヒットを記録。本作はグラミー賞の最優秀ダンス・アルバム部門にノミネートされるほどの高評価を獲得、ポップミュージックとEDMを融合したサウンドをいち早く浸透させ、アメリカでのEDM隆盛の礎を築いたパイオニア。
以降もプロデューサー/DJとして精力的に活躍、リアーナやマドンナといったポップアイコンたちとのコラボも積極的に行いシーンの発展に貢献。アメリカの経済誌フォーブスが発表した2014年版のDJ年収ランキングによると年収約30億円で、カルヴィン・ハリスに次ぐ第二位となっている。

-そんなゲッタの代表曲がコチラ!-

スターDJ街道を猛進するシーンの寵児:ニッキー・ロメロ

nicky romero

2009年にフランスのプロデューサー:デヴィッド・ゲッタの“When Love Takes Over”のブートレグを発表したことをきっかけに、シーンに華々しく登場したニッキー・ロメロ(ブートの仕上がりの良さにはゲッタ本人も絶賛!)。
地元オランダの名門レーベルSpinnin’ Recordsからリリースした2010年のシングル“My Friend”は同郷のティエストをはじめ数多くのトップDJたちにプレイされ、2012年にはゲッタとコラボ曲“Metropolis”“Wild One Two”を発表、さらに彼が主宰するイビサのパーティ『FMIF club night』でレジデントを務め、その年のDJ MAGランキングでは初登場17位の快挙を達成。
その後もソロ名義の“Toulouse”、アヴィーチーとタッグを組んだ“I Could Be The One”等のアンセムを生み出し(いずれもYouTubeで1億再生突破!)、プロデューサーとして確固たる存在に。最近ではEXILEやセカオワなど、邦人アーティストの楽曲プロデュース/リミックスを手がけたことでも話題に。

-そんなロメロの代表曲はコチラ!-

ロック~ダブステ経由 異端のEDMアーティスト:スクリレックス

SKRILLEX

ポストハードコアバンド:フロム・ファースト・トゥ・ラストのボーカル、サニー・ムーアがバンド脱退後始めたソロプロジェクト:スクリレックス。
2010年にインディーズでリリースしたファーストEP「My Name Is Skrillex」がアンダーグラウンドで脚光を浴び、続いてデッドマウスのレーベルmau5trapからのリリースとなったセカンドEP「Scary Monsters And Nice Sprites」はグラミー賞5部門にノミネート、3部門を制覇。ロンドン発のダンス・ミュージック:ダブステップとエレクトロを掛け合わせ、そこにパンクのエッセンスを注入した新たなジャンル:ブローステップを確立、EDMアイコンとして台頭している。
ジャンルをコラージュするセンスに秀で、”Make It Bun Dem” ではレゲエをフィーチャー、“Breakn’ a Sweat”ではロックバンド:ドアーズとのコラボを行った。そんなクロスオーバー巧者のスクリレックスは昨年にはディプロとユニット:ジャックÜを結成。ディプロといえばバイレ・ファンキやボルチモア・ブレイクス、トワークといった新たなサウンドをいち早く紹介してきたイノベーター。昨年の『UMF』で大きな話題を読んだジャックÜを日本でもと願うファンも多いはず。さらなる音楽的ケミストリーに全世界が注目!

-そんなスクリレックスの代表曲がコチラ!-

本国マイアミでは、超豪華なスターたちが共演!

今年3月27日から29日にかけて開催されるマイアミの『Ultra Music Festival』では、上記の4組に加えてDJ MAGの世界ランキングで2年連続No.1のDJハードウェル、昨年体調不良でワールドツアーをキャンセルしたアヴィーチー、若干18歳にしてDJ MAGのランキングで4位にランクインしているマーティン・ギャリックス、グラミー賞受賞のポップアイコン:アフロジャック、元スウェディッシュ・ハウスマフィアのスティーヴ・アンジェロやアクスウェル^イングロッソ、アテネ五輪の閉会式で史上初めてDJとしてプレイしたレジェンド:ティエストといったまさに世界最高峰のフェスの名に恥じないヘッドライナーが集結している。

『ULTRA JAPAN 2015』でも日本のオーディエンスをロックする本国さながらのラインナップに期待!

ULTRA JAPAN 2015
zakkan_15